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【七五三の季節に考える】写真に写らない「噛み合わせ」のサイン!矯正専門医が教える、お子様の未来の健康を守る見極め方

2025.11.08

皆さん、こんにちは!私は東京の表参道と大阪(梅田・難波)で矯正治療を専門に行っている歯科医師の伊藤剛秀です。

11月に入り、街のあちこちで着物や袴姿の可愛らしいお子さんたちを見かけるようになりました。七五三、おめでとうございます!この時期は、ご家族揃って写真館を訪れたり、プロのカメラマンに依頼したりと、お子さんの成長を祝う「記念写真」を撮る機会が一年で最も多い季節ですね。

写真に写るお子さんの姿を見て、「可愛いな」「大きくなったな」と目を細める親御さんも多いことでしょう。同時に、「姿勢は大丈夫かな?」「笑顔がちょっとぎこちない?」と、ふとした仕草に気になる点を見つけるかもしれません。

私は、この「家族写真の瞬間」こそが、お子さんの「一生ものの健康」をチェックする絶好のチャンスだと考えています。

なぜなら、写真には映らないけれど、将来のお子さんの姿勢、集中力、そして全身の健康に深く関わる「噛み合わせ」や「口元の癖」に、親御さんが気づく重要なサインが隠されているからです。

今回は、矯正専門医である私、伊藤剛秀が、七五三の家族写真や普段の生活の中で、親御さんがぜひ確認してほしい「子供の噛み合わせと全身のサイン」について詳しく解説します。


 

Part 1:七五三の写真に写らない、口元の「SOSサイン」

 

写真館での撮影は、最高の笑顔を引き出すために様々な工夫がされます。しかし、その最高の笑顔の裏側や、何気ない瞬間にこそ、顎の成長や呼吸に関する重要なサインが隠れています。

 

1. 「口ポカン」は見た目だけの問題ではない

 

七五三の着物姿や正装で、お子さんに「口をしっかり閉じて」と注意した経験はありませんか?

 

口呼吸の習慣

常に口元が開いている状態、いわゆる「お口ポカン」は、見た目の問題だけでなく、口呼吸の習慣が根付いている証拠です。鼻呼吸に比べて、外気をろ過できないため、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。

 

顎と顔の成長への影響

口呼吸が続くと、舌の位置が下がり、上顎の成長が妨げられる傾向があります。これが将来的に出っ歯(上顎前突)顎が細く見える「アデノイド顔貌」につながる可能性が高いのです。

 

 

お子さんの口元が、写真を撮る時以外も開いていることが多いなら、それは呼吸と成長に関する大切なサインだと捉えてください。

 

 

2. 笑った時に見える「歯茎」と「顎のズレ」

 

お子さんが満面の笑みを浮かべたとき、上の歯茎が見えすぎる状態(ガミースマイル)や、左右の口角の高さが不自然に違う場合は注意が必要です。

 

歯茎の見えすぎ

歯並びだけでなく、上顎の骨格や顎の成長のバランスに問題がある可能性があります。

 

 

口角の非対称性

片側だけで噛む癖(偏咀嚼)や、顎をずらして噛む癖がある場合、顔の筋肉の発達に左右差が出たり、顎関節が片方に傾いたりして、笑顔のバランスが崩れて見えることがあります。これは、将来的な顎関節症顔の歪みにつながる可能性を示唆しています。

 


 

Part 2:専門医が教える!家庭で確認すべき「噛み合わせ」の3大サイン

 

七五三の機会だけでなく、日頃の生活の中で親御さんが注意深く観察してほしい、重要なチェックポイントを3つご紹介します。

 

サイン①:食事の時の「噛み癖」と「食べる時間」

 

噛み合わせが悪いと、食べ物を効率よく噛み砕くことができません。

 

1.「偏咀嚼(へんそしゃく)」

いつもどちらか片方の顎ばかりを使って噛んでいませんか? 片側だけに負担がかかり続けると、その側の顎関節がすり減ったり、顔の筋肉が異常発達したりして、顔の非対称性を招きます。

 

2.食べるのに時間がかかる

友達と比べて食事が遅い、硬いものを嫌がる、食べこぼしが多いなどの傾向は、噛み合わせがうまく機能していないサインかもしれません。咀嚼のアンバランスは、消化器への負担にも繋がります。

 

3.前歯の噛み合わせの異常

上下の前歯が逆(下の歯が前に出ている受け口)、あるいは噛んだ時に上下の前歯が全く触れない(開咬)状態は、矯正治療が早急に必要なサインです。

 

 

サイン②:普段の「舌の位置」と「発音」

 

舌は、歯並びを決める上で非常に重要な筋肉です。

 

1.舌の悪い癖(舌突出癖)

飲み込むときに舌を前歯の裏側に押し付けたり、会話中に舌が前歯の間から見えたりしませんか? この癖は、前歯を前に押し出し、出っ歯や開咬の原因になります。

 

2.サ行・タ行・ナ行の発音

舌足らずな話し方や、特定の音(特にサ行、タ行など)がこもって聞こえる場合は、舌の動きや前歯の位置が発音に影響している可能性があります。「言葉の問題かな?」と思う前に、一度噛み合わせを確認してみてください。

 

 

サイン③:顔や身体に現れる「歪み」のサイン

 

私の治療哲学は「全身を診る」ことです。噛み合わせのズレは、頭の位置や姿勢に直結します。

 

1.姿勢の乱れ

猫背、片方の肩が下がっている、首をかしげる癖など。特に、顎の位置がずれていると、そのズレを補正するために首の骨(頚椎)が傾き、全身の姿勢に悪影響を及ぼします。

 

2.顔の非対称性

鏡で見たとき、顔の中心線と歯の中心線がずれている、顎先が左右どちらかに寄っている場合は、顎の成長に左右差があるか、無理な噛み方をしている可能性があります。

 


 

Part 3:なぜ「早期相談」が将来の健康を守る鍵なのか?

 

「まだ乳歯もあるし、永久歯が生え揃ってからでいいかな?」と考える親御さんも多いでしょう。しかし、小児矯正(一期治療)の最大の目的は、「見た目の改善」だけではありません。

 

1. 顎の成長を利用できるタイムリミット

 

お子さんの矯正治療を開始する最適な時期は、永久歯が生え始める6歳〜10歳頃です。この時期は、まだ顎の骨が柔らかく、成長期にあるという大きなメリットがあります。

 

骨格の問題解決

受け口や、顎が小さすぎる(歯が並ぶスペースがない)といった骨格的な問題は、成長期を利用して顎の幅を広げたり、成長をコントロールしたりすることで、外科手術の可能性を減らすことができます。

 

癖の改善

口呼吸や舌の癖といった悪習癖は、早いうちにトレーニング(MFT)と装置で改善しないと、後から永久歯を矯正してもすぐに後戻りしてしまいます。

 

 

2. 「人を診る」矯正が叶える、健康寿命の延伸

 

私は、噛み合わせの治療を通じて、お子さんがより快適に、健やかに成長できるようサポートしたいと考えています。

噛み合わせが安定すると、顎関節への負担が減り、将来的な顎関節症のリスクを大幅に軽減できます。また、正しい鼻呼吸と姿勢が身につくことで、集中力の向上や、肩こり・頭痛といった不定愁訴の予防にも繋がります。

矯正治療は、単なる美容ではなく、お子さんの「健康寿命」を伸ばすための重要な投資なのです。

 

 

最後に:あなたの大切なお子様の身体を預ける場所

 

七五三の素敵な記念写真を見て、少しでもお子さんの口元や姿勢に気になる点があったなら、それは「矯正相談のサイン」かもしれません。

費用や期間に惑わされることなく、お子さんの顎の成長と全身の健康を見据えた治療計画を立ててくれる、信頼できる矯正歯科専門医を選んでください。

東京の表参道、または大阪の梅田・難波にある当院では、お子様の成長に関する無料カウンセリングを承っております。

なお、もし当院のある東京や大阪にお住まいでない場合でも、ご安心ください。私は全国で勉強会を開いており、私の治療哲学である「全身を診る矯正」と同じ考えを持った先生方が多くいらっしゃいます。お近くで信頼できる矯正歯科をお探しでしたら、ご連絡いただければご紹介できる場合がございます。

未来の健康な笑顔のために、一緒に最善の道を考えましょう。心よりお待ちしております。

 

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